昨日、テレビでふとこんなテーマの話があった。
「家族じまい」
一般社団法人 L(Life)M(Medical)N(Nursing)
と言う会社が話題になっていました。
最初こそ、高齢者のサポート目的で立ち上げた会社だったそうですが、
ここ数年で高齢の親の事で相談する人がすごく増えたそうです。
他にも丸投げ出来るくらいの感じでしたね。
葬儀もお任せ出来そうなくらい。
お金さえ大丈夫なら親の縛りから解放される感じですかね。
遠距離介護とか、在宅介護とか、
急な介護が必要になった人が離職等の必要もなく、
身の回りの世話や病院等の送迎、
色々な手続きも代わりにやってくれるらしいです。
年金だけでは暮らせない親にせがまれて送金するも、
使い道が浪費癖でムダ使いされる一方で、
もう無理だとここに頼んだ人とかもいて、
人それぞれ、色々な事情がありますからね。
余計な負担が減って気持ちが楽になって、
罪悪感から解放されるのはいいと思いました。
こんな親子関係が一番だとは思いませんけどね。
でもどうにもならない時はこんなサービスがあると
心が助かると思います。
お金があっての事なのでしょうけど。
登録料、身元引き受け代だけでも55万円。
そのほかにサポート代がかかるみたいです。
「長年没交渉だったが、身体が弱ってきて心細くなったのか突然のように連絡してきた親をなんとかしたい。子どもの頃に散々虐待を受け、逃げるように故郷を飛び出した今になってその親からめんどうを見てくれと矢の催促。借金を抱えて首が回らなくなった親を持つ。そういった方々からの問い合わせが増えているのです。要するに親と縁を切りたいということですね」
「今の80代以上の人は、戦前の家長制度を良しとする教育を受けています。誤解を恐れずざっくり言うと『親の面倒を見るのは子の務め』という教育です。そんな親に育てられた50代はまだギリギリ親の面倒を見ようとする。ところが今の70代は戦後の教育の中で育ったひとたちです。特に70代前半、つまり団塊世代はあからさまな『アンチ戦前』の風俗の中で育った。そして今、『親を捨てたい』と相談してくるのはほとんどが40代の子ども世代なのです」
私は50代ですからね・・・。
心の葛藤はありながらもこういうテーマは複雑です。
+++
小説ですが、本も出ているのですね。
子育てに一区切りついた智代のもとに、突然かかってきた妹・乃理からの電話。
「ママがね、ぼけちゃったみたいなんだよ」
新しい商売に手を出しては借金を重ね、家族を振り回してきた横暴な父・猛夫と、
そんな夫に苦労しながらも共に歳を重ね、今は記憶を失くしつつある母・サトミ。
親の老いに直面して戸惑う姉妹と、さまざまに交差する人々。
夫婦、親子、姉妹……家族はいったい、いつまで家族なのだろう。
桜木紫乃さんの新刊は、北海道を舞台に、家族に正面から向き合った五編からなる連作短編集です。
一度読んでみたいと思います。
昔、家族の事で話題になった本がありましたよね。
「家族という病」
日本人の多くが「一家団欒」という言葉にあこがれ、そうあらねばならないという呪縛にとらわれている。しかし、そもそも「家族」とは、それほどすばらしいものなのか。実際には、家族がらみの事件やトラブルを挙げればキリがない。それなのになぜ、日本で「家族」は美化されるのか。一方で、「家族」という幻想に取り憑かれ、口を開けば家族の話しかしない人もいる。そんな人達を著者は「家族のことしか話題がない人はつまらない」「家族写真入りの年賀状は幸せの押し売り」と一刀両断。家族の実態をえぐりつつ、「家族とは何か」を提起する一冊。
著者の物言いがちょっと嫌な気がしていましたが、
この方は小説ではなくてエッセイでしたからね。
尚更、読もうと思わなかったのかもしれません。
レビューには苦言を呈す人も多いですね。
まあ、人それぞれの感想です。
しかし、介護職も引く手あまたならば、
葬儀まで人に丸投げ出来る仕事が業績UPの状況は、
何だか切なくなる気もします。
と言う私も親の事になると毎日が
余計な罪悪感や葛藤、愚痴ばかりですけどね。

Denise HustedによるPixabayからの画像

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「家族じまい」
一般社団法人 L(Life)M(Medical)N(Nursing)
と言う会社が話題になっていました。
最初こそ、高齢者のサポート目的で立ち上げた会社だったそうですが、
ここ数年で高齢の親の事で相談する人がすごく増えたそうです。
- 定期訪問、緊急時の駆け付け・同行援助
- 終末期サポート
- ご家族のサポート
- ご逝去時以降の対応
- 専門分野の仲介など
- 入所・入院等の手続き代行やサポート
- サービス申請代行
- 行政手続き代行など
他にも丸投げ出来るくらいの感じでしたね。
葬儀もお任せ出来そうなくらい。
お金さえ大丈夫なら親の縛りから解放される感じですかね。
遠距離介護とか、在宅介護とか、
急な介護が必要になった人が離職等の必要もなく、
身の回りの世話や病院等の送迎、
色々な手続きも代わりにやってくれるらしいです。
年金だけでは暮らせない親にせがまれて送金するも、
使い道が浪費癖でムダ使いされる一方で、
もう無理だとここに頼んだ人とかもいて、
人それぞれ、色々な事情がありますからね。
余計な負担が減って気持ちが楽になって、
罪悪感から解放されるのはいいと思いました。
こんな親子関係が一番だとは思いませんけどね。
でもどうにもならない時はこんなサービスがあると
心が助かると思います。
お金があっての事なのでしょうけど。
登録料、身元引き受け代だけでも55万円。
そのほかにサポート代がかかるみたいです。
「長年没交渉だったが、身体が弱ってきて心細くなったのか突然のように連絡してきた親をなんとかしたい。子どもの頃に散々虐待を受け、逃げるように故郷を飛び出した今になってその親からめんどうを見てくれと矢の催促。借金を抱えて首が回らなくなった親を持つ。そういった方々からの問い合わせが増えているのです。要するに親と縁を切りたいということですね」
「今の80代以上の人は、戦前の家長制度を良しとする教育を受けています。誤解を恐れずざっくり言うと『親の面倒を見るのは子の務め』という教育です。そんな親に育てられた50代はまだギリギリ親の面倒を見ようとする。ところが今の70代は戦後の教育の中で育ったひとたちです。特に70代前半、つまり団塊世代はあからさまな『アンチ戦前』の風俗の中で育った。そして今、『親を捨てたい』と相談してくるのはほとんどが40代の子ども世代なのです」
私は50代ですからね・・・。
心の葛藤はありながらもこういうテーマは複雑です。
+++
小説ですが、本も出ているのですね。
子育てに一区切りついた智代のもとに、突然かかってきた妹・乃理からの電話。
「ママがね、ぼけちゃったみたいなんだよ」
新しい商売に手を出しては借金を重ね、家族を振り回してきた横暴な父・猛夫と、
そんな夫に苦労しながらも共に歳を重ね、今は記憶を失くしつつある母・サトミ。
親の老いに直面して戸惑う姉妹と、さまざまに交差する人々。
夫婦、親子、姉妹……家族はいったい、いつまで家族なのだろう。
桜木紫乃さんの新刊は、北海道を舞台に、家族に正面から向き合った五編からなる連作短編集です。
一度読んでみたいと思います。
昔、家族の事で話題になった本がありましたよね。
「家族という病」
日本人の多くが「一家団欒」という言葉にあこがれ、そうあらねばならないという呪縛にとらわれている。しかし、そもそも「家族」とは、それほどすばらしいものなのか。実際には、家族がらみの事件やトラブルを挙げればキリがない。それなのになぜ、日本で「家族」は美化されるのか。一方で、「家族」という幻想に取り憑かれ、口を開けば家族の話しかしない人もいる。そんな人達を著者は「家族のことしか話題がない人はつまらない」「家族写真入りの年賀状は幸せの押し売り」と一刀両断。家族の実態をえぐりつつ、「家族とは何か」を提起する一冊。
著者の物言いがちょっと嫌な気がしていましたが、
この方は小説ではなくてエッセイでしたからね。
尚更、読もうと思わなかったのかもしれません。
レビューには苦言を呈す人も多いですね。
まあ、人それぞれの感想です。
しかし、介護職も引く手あまたならば、
葬儀まで人に丸投げ出来る仕事が業績UPの状況は、
何だか切なくなる気もします。
と言う私も親の事になると毎日が
余計な罪悪感や葛藤、愚痴ばかりですけどね。

Denise HustedによるPixabayからの画像

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