先日、本の整理をして少し読書意欲が出てきました。

もうずっと本を読む気がなくなっていたのですが。

買っただけで放置してあった物を見つけてパラパラっと
読み始めたら、寝るときだけじゃ、また途中で辞めてしまいそうで、
昼の空いた時間にも~と読み終わりました。




この物語が映画になる時に本を知り、買ったのですが、
その頃から読む意欲がなくなってずっと放置していました。

本屋大賞受賞作と言うことで、心にズシッと刺さる物があります。

私は有り難い事に虐待には合ったことがありません。
だからこんな状況の子供の心がどんなものか想像するしかないのですが。

この本は登場する人それぞれが心に闇があって、
「この人の声にならない声を聞いてあげられたら・・・」みたいなところから
「52ヘルツのクジラたち」と題名されているけど。

52ヘルツの周波数は普通のクジラとは違って他のクジラの耳には
届かない音で、一頭のクジラがどんなに声を発しても
他のクジラには届かない言葉。

そんなクジラに重ねてつけられたタイトルですね。

それぞれが心に傷をもち、孤独と戦いながらも誰かの聞こえない声を聞こうと
する事で自らも孤独や不安から解放されていく。

深い孤独を抱えた人々の再生の物語であり、傷ついた心が癒されていく過程を描いた本作。
あなたの心にも、きっと深く響くはずです。

https://www.petitmoka.com/52hertz/より


+++


実の親が再婚した義親から虐待を受ける・・・みたいな本や映画をよく観ます。



アマプラで観ました。

この本「52ヘルツのクジラたち」を読む少し前に観たのですが。

これも子供の虐待の物語で、
この映画に関しては主人公(杏さん)の認知症の実父の事も加わって、
私自身、余計に心が疲弊した感じです。


子供が亡くなってしまったかもしれないのに気にもとめない実母と再婚した父。
そこには暴力と虐待の狭い空間があった。

主人公はその事実を知り、どうにかして子供を守ろうとするが、
周りを嘘で固めることになる・・・。

本当に嘘をついていたのは?
最後は優しい嘘がそれぞれの心に響く。


+++


上手く説明できないけど、どちらも最後は温かい気持ちになれる
思いやりだったり、愛情いっぱいの物語でした。


mother-7302669_640
charnee wiggettによるPixabayからの画像




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村